AI活用で変わる仕事のカタチ──叩き台はAIに任せる時代へ
ここ最近、AIの活用が一気に広がってきました。
メールの下書き、資料作成、画像の生成、文章のチェックなど、仕事のあらゆる場面でAIを使う機会が増えています。
中でも大きな変化は、仕事の進め方そのものです。
これまでは「わからないことは自分で調べる」というのが当たり前でしたが、今は「まずAIにたたき台を作らせて、自分が仕上げていく」というスタイルが増えてきています。これによって作業のスピードが上がり、他の業務にかけられる時間も増えてきました。
ただし、AIの出力はインプット次第で大きく変わります。
たとえばChatGPTなどに指示を出すときも、「ざっくりした質問」より「目的や背景を明確に伝えた具体的な指示」の方が、ぐっと質の高い結果が返ってきます。画像生成AIでも同じで、「雰囲気」ではなく「構図や要素」をしっかり伝えることがポイントです。
また、ChatGPTやGoogleのAI検索のような便利なツールも、すべての業務に対応できるわけではありません。
とくに、自社で独自に開発したシステムや業界特有の処理などでは、AIよりも人間の試行錯誤が求められる場面もあると思います。
それでも、AIは「うまく使えば大きな価値を生むツール」であることに変わりありません。
「使ってみない」「試さない」というだけで、気づかないうちにチャンスを逃しているかもしれません。
これからは、個人がAIエージェントを活用し、ひとりで大きな成果を出す「一人ユニコーン」のような働き方も現実味を帯びてくると思われます。
そんな時代に向けて、まずは日々の業務に少しずつAIを取り入れてみる。
それだけでも、仕事のスピードや質が大きく変わると思います。