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無人コンビニ

5・6年前頃に「無人コンビニ」が普及し、手ぶらで決済できる時代が来る」
そんな報道が取り上げられた事を覚えてますでしょうか。
無人コンビニは当初「東京五輪までの実用化を目指す」といった発表や、しばらくすると「新型コロナウイルスの感染防止に役立つ」と期待を集めた。
しかし、実情は無人コンビニは私も入った事も見た事もありません。
アメリカでもアマゾンの無人店舗「Amazon Go」ですら2018年に1号店をオープンしてから3年で3000店舗展開を想定していましたが、現在は20数店舗にとどまっています。
その背景には二つの理由があると言います。
理由の一つ目は、「お客側が慣れない」という点です。
消費者の頭の中には「会計はするものだ」「手慣れたレジ係の人がやるべき」「手にとってそのまま店を出るのが気持ちが悪い」等という固定概念が根強くあります。
理由の二つ目は、
「日本ではキャッシュレス決済の普及率がまだまだ低い」という事です。
日本では30%の普及率。アメリカは53%の普及率でしたが、それでもうまくいっていません。
いくら提供側が最新機能や便利なものを提供しても最終的にお客様の心情に合っているかでうまくいくかが分かれます。
システム開発の世界でもどれだけ便利か機能を開発してもその人には不要だったり慣れない等で評価されない場合もあります。
このギャップを埋めるのは難しくもありやりがいもあると思いました。