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「メルカリ」にはどんな問題があるか

メルカリというスマホアプリをご存じでしょうか。
メルカリというのはフリーマーケットアプリになります。

DeNAやメルカリのようなネットビジネスは、サービスを急拡大できる一方、法的にはグレーゾーンを踏み越えているケースが少なくありません。
いま警察当局が目を光らせているのが、この「メルカリ」です。

メルカリの特徴は取引の手軽さです。
「ヤフオク!」などのオークションサイトは原則として期限までに価格を競り上げる仕組みのため、取引成立まで時間がかかります。
一方、フリーマーケットアプリは売却価格が設定されているため、その価格に買い手がつけば即時に取引が成立します。

しかし取引上のトラブルも続発しています。
たとえばライブチケットやゲームデータの取引が多数行われている点です。

本来は売買が禁止されている商品のため、チケットが無効になったり、データが削除されたりする恐れがあります。
現在、国内のゲーム会社はゲームデータの取引を利用規約で明確に禁じています。
その理由は、ゲーム内で得られる貴重なアイテムやキャラクターには「資産性」があり、これが売買できれば偶然によって得られるデータで多くの金銭を生むことになり、事実上の賭博行為に該当してしまうからです。
「ニーズがあるから」というだけで売買仲介するようでは、法を守ってるのかといえば怪しいものです。

また、フリーマーケットアプリ全般で多数の偽ブランド品や盗品の出品が行われているとみています。
出品物のほとんどが10万円以下の単価で、本人確認義務が求められる金額を下回っていることも事態を深刻化させています。
警察当局は、盗品を現金化する手段として、警戒を強めているのです。

「グレーゾーンでも、ベンチャーは大手が参入しないところを狙う」と言う人もいます。

私たちも大手企業が参入していないところを狙うところは同じですが、法的には守っていかないと企業としては長く育たないと思います。