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血液でのがん検診について

最近のDNAなど検知能力の向上により様々なことが可能になってきているのにご存知でしょうか。

一つは海水や川の水を汲んでその中に含まれるDNAを調査することでその近くにどのような生物が生息しているか調査することが可能となっています。
またコストがかからないため、近年非常によく使われる手法となっているようです。

また身近な範囲では、血液を使ったがん検診の手法を国立がんセンターなどが主導して研究を進めています。
これは、細胞が分裂する際にDNAをコピーしますがその際にDNAの切れ端のような小さなマイクロRNAと呼ばれる物質を出します。各がん細胞も特異なマイクロRNAを作り出すため、血液検査でマイクロRNAを検出できればがん検診に使えるということになります。

がん患者から実際の血液のサンプルを得て現在多くの情報を集めているそうです。
情報の蓄積により、より精度の高い検出が可能になるということで数年内の実用化が期待されています。

いかに気軽に技術を身近にして活用するかということはIT業界に携わる我々も同じような観点で
物事を見ていかないといけないなと感じました。