PAYPAYはマーケティング的に成功したのか(朝礼スピーチより)

カテゴリ: 朝礼スピーチ

昨年、PAYPAY「100億円あげちゃうキャンペーン」というのがありました。
購入額の20%をユーザーにキャッシュバックとか、全額キャッシュバックの
事もある大胆なキャンペーンで、かなり衝撃で大きな話題を呼び、
3月末までの予定がわずか10日間で100億に達して終了しました。

これがきっかけに、PayPayの知名度は飛躍的に上がっり、キャンペーンとしては成功といえますが、
マーケティングの観点から見るとどうだったのでしょうか。

「商品やサービスの主なプロモーションの方法には、
1.CMなど自社主体による宣伝である『広告』
2.ニュースの特集コーナーなどメディア主体のコンテンツで露出する『パブリシティ』
3.サンプル品や景品を配布したり、商品におまけをつけて即効的に販売促進する『セールス・プロモーション(SP)』
4.そして人的な販売活動の『パーソナル・セリング』
の4つがあります。

PayPayが行ったキャンペーンは『セールス・プロモーション(SP)』にあたる即効的な戦略でした。

100億円という大きな金額をキャッシュバックに使うインパクトは、消費者に大いに伝わりました。
この金額は、独特なCMで認知度を広げたハズキルーペの広告キャンペーン費に相当します。

PayPayの場合は、キャッシュバックの原資に加えて、テレビやネットにも多数広告を
打っているので、キャンペーン全体での投資額は100億円をはるかに上回るでしょう。
その結果、電子決済サービスとしては「LINE Pay」や「楽天ペイ」などの後発ながら、
ユーザー数を増やすことに成功しました。

ただ、逆に言えば、それだけ予算をかけて投資しなくては後発サービスに乗り換えてもらうのは難しいということです。
電子決済サービスは、消費者はその差を理解しづらいため、最初に使ったサービスからの乗り換えは起きにくいと言われています。
今回のPAYPAYは100億を使って、見事に乗り換えさせる事に成功したと思います。

勝負はここからです。
PAYPAYは登録したアカウントが削除できなかったり、セキュリティ対策の甘さから、不正利用の被害に遭ったユーザーが続出したりといった事が報道されています。
さらに、共同出資をしているソフトバンクのスマホ回線での大規模な通信障害もあり、安全性に関わるトラブルが続くと、PayPayやソフトバンクへの信用は一気に失墜する恐れがあります。

しかも、短期的で乗り換えさせただけに、ユーザーに愛着を形成させる以前に見限られてしまう可能性も十分考えられます。

結果、乗り換える事には成功したと思いますが、その後のアプリやサービスの内容で一気にしぼんでしまう事になりそうです。

インパクトも大事ですが、足元がしっかりとしとかないと逆に失敗してしまう事が
あるという教訓だと思いました。




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2019年01月28日(月)

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